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虫歯治療の期間が長い理由

虫歯になったと気がついたらすぐにでも歯科医院にいって治療を始めなければ、症状が進行して手遅れになってしまいます。でも、虫歯治療はいったん通い始めたら終わるまで何ヶ月もかかるというイメージもあります。1回の治療が10分、20分程度なのに、予約を入れても順番を待つために何時間も待たされることは珍しくありません。仕事や育児で忙しい人にとっては、わざわざ休みをとって何時間も待つのは無駄な時間を過ごしているように思えるでしょう。なぜそれほどまでに虫歯治療は終わるまでに、何度も歯科医院に通わなければいけないのかというと、1度に出来ることが限られているからです。

虫歯の患者がやってきたとして、レントゲンで進行の具合を見て削ってから薬を塗り、詰め物をするならば型をとってはめ込む土台と上に取り付ける被せものをつくります。詰め物をするときに必要な人工物は、歯科技工士がいる歯科医院であれば自作できますが、多くの場合は専門の歯科技工所に注文をします。ですから注文をしてから品物が完成して届けられるまでの日数も必要です。さらにそれを取り付けからいったんは様子を見て、噛み合わせなどの確認をして調整をしていくという具合に工程を重ねます。状況によっては、歯を抜いて入れ歯や差し歯をつくったり、神経を抜くこともしますからさらに手間がかかります。そうした治療をした後には、様子を見て問題が出ないかを確認する期間も必要です。そのために1回の治療は短くても、終わるまでに何回も通うことになるので3ヶ月や半年といった長期間になることも珍しくありません。

もし、治療を一気に進めてしまうと、経過観察の期間がなくなるので詰め物や入れ歯を取り付けた後の噛み合わせが上手く行かなくて欠けてしまう歯がでてきたり、細菌が内部で繁殖して化膿してしまうことがあります。そうなれば、被せものを取り外して調整したり、欠けた部分の治療をする、化膿しているところを殺菌消毒するといった手間が出てきます。他にも口をずっと開き続けることが問題になります。ただ何もせず口を開けているだけでも、患者はひどく疲れるので長く続けられません。このように一度に虫歯治療を済ませるというのは、結果的に患者には多くの不利益をもたらすことと言えます。確実に虫歯治療をしたいのであれば、急いでいてもある程度の期間をかけるべきです。

ここまでは患者の体のことを考えて、完治までに期間がかかる理由を挙げてみましたが、歯科医院側の事情もあります。国は高齢化が進んで医療費が増えていることもあって、医療費削減のためにあれこれと工夫をしています。具体的には、厚生労働省は保険診療点数の1ヶ月分を1ヶ月分の延べ患者数で割って求めるレセプト単価に上限を設けています。もし、レセプト単価が多すぎてしまうと、その歯科医院に対しても減らせと指導が行われます。なので、一度に虫歯治療を進めてしまうことで、指導の対象になるのを防ぐためにも一度に行う治療の内容を少なくします。

あとは患者の数が多い歯科医院であれば、それ以外にも1人あたりに割ける時間が少ないという理由があります。丁寧に治療ができるほうがいいのですが、そうなれば予約をした患者の対応も遅れてしまうので他の歯科医院に移ってしまうでしょう。限られた患者だけでは、歯科医院の経営は成り立ちません。

こういったことを踏まえて虫歯治療をできるだけ早めに終わらせたいのであれば、どのような治療方法をしているのかを調べると良いです。なぜなら最新の機器を使い治療をしていれば、従来のやり方よりも治療の工程を省ける事が多いからです。ほんの少しの省略でも、積み重ねていけばかなりの日数を短縮できることもありますから、時間に余裕がない人ならば助かるでしょう。

最終更新日

期間 , 虫歯治療