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現在の歯科クリニックにおける虫歯治療の流れ

現在の歯科クリニックにおいては、患者が「歯が痛い」と感じて虫歯を疑い歯科クリニックを訪れても、痛みを感じている歯をいきなりピンポイントで治療に取りかかるわけではありません。治療の最初の流れとしては、まず患者のお口の中がどれだけ汚いのかを調べるために、歯や歯茎の健康チェックが行われます。歯と歯茎の間に鋭利な棒状の測定器具を差し込んで、どのくらいの深さまで器具の先端が入っていくのか、その深さを測ります。5ミリや6ミリなどの数値が出ると、歯周ポケットが大きく口を広げていることになり歯槽膿漏や歯周病が疑われます。次に、溜まった歯垢や歯石の除去作業が歯科衛生士によって行われます。歯ミガキをしっかりやっていない患者の場合は、鋭利な器具で容赦なくガリガリと歯石が削り落とされ、うがいをする度に口から大量の流血がある人もいます。さらに、口の中に色がついた液体を含ませてうがいをし、後で見た際に歯に赤い色がたくさん付着していれば、磨き残しや歯垢がたくさん残っていることを指摘されます。そして、無料で1本の歯ブラシが提供され、正しい歯の磨き方の教示が歯科衛生士によって行われます。歯の磨き方も昔とは変化してきており、1本1本縦方向に磨き下ろすやり方ではなく、歯ブラシは鉛筆を持つように持って、歯と歯茎の境目にしっかり当て、ゴシゴシと前後に動かし歯垢などを除去する方法を教えられます。そのようなお口の中の清掃と正しい歯ミガキレッスンが終わったら、満を持して歯科医師が登場して本格的な歯科治療に入ります。虫歯の治療を開始するためには、まずは口の中というか、全体の歯を掃除して綺麗にしてから治療に取りかかるという流れになります。そうすることで、痛みが出ている歯以外にも初期段階の虫歯を早期発見することができます。そして、綺麗にお口の中の清掃が終わったら歯のレントゲン撮影です。治療台から離れて、別室で口の周りをレントゲン機器が回ってレントゲン撮影します。これにより、虫歯がある部分には黒い影が顕れて来るので、虫歯であることがわかります。このレントゲン写真などを見せながら、歯科医師はインフォームド・コンセントと呼ばれる詳細な症状の説明と今後の治療方針を説明してくれます。歯科医師は、虫歯治療において、できるだけ他の健康な歯には傷を付けずに治療をしたいと考えていますが、奥の見えにくい場所に巣くっている虫歯があり、横の健康な歯を削らなければ虫歯まで行き着かないといった悩ましい症例があることも事実です。虫歯が出来はじめた初期段階であれば、虫歯部分を削る程度で済む場合もありますが、歯のかなり多くの範囲や噛み合わせの中央部分が虫歯に犯されており、広い範囲を削らなくてはならないケースもあります。その場合は、食事をする際に食べ物が詰まらないように、仮の詰め物をします。その際に歯茎の炎症などを防ぐために薬などを塗って詰め物をすることになります。虫歯の範囲が広く、歯を抜いてしまった方が良いと判断された場合は、永久歯であればその部分だけ歯が無くなることになってしまいます。それでは食事の際に噛み合わせが悪くなってしまい、場合によっては食べ物の消化にまで悪影響が及ぶことがあるため、差し歯やブリッジといった義歯を入れる方法があります。ブリッジというのは、完全に抜けた歯の両サイドの健康な歯に橋をかけて義歯を固定する方法です。歯科治療が一応終了した場合であっても、歯茎の炎症が無くならない場合があります。これは、まだ治療は終わったとはいえず、完全に歯茎の炎症が止まるまで歯科クリニックは責任があり、患者は通院しなければならなくなります。日頃から歯磨きをしっかり行い、デンタルフロスや糸ようじなどを使用して歯垢や歯石を除去する習慣を付けておかないと、そのようなやっかいな事態になってしまう可能性が高くなります。

最終更新日

流れ , 虫歯治療